資格の為の勉強は受験勉強とまるで違う

僕も最初のうちは、つめこみ学習が資格試験の合格に一番いい事だと感じていました。
元々テストのとき山を貼るのが苦手だったし、暗記をして出てくる問題すべてが溶けるようになっておくことが正しい事と思っていたのです。
でも、それは違うという事に気が付きました。

僕の場合、資格を取得するという事が目的で、その資格を仕事に活かしていこうと思っていない(今のところ)ので、他の人と違うかもしれませんが、資格の選択から資格取得までの勉強、また資格後の活かし方などをしっかり考えた勉強が必要となるのです。
そのため、丸暗記のつめこみ学習だったり、苦手克服のために基礎をしっかり固めるということは必要なく今目の前にある資格取得に必要な知識を得ていくということが重要です。

暗記では理解が出来ない

僕も資格取得の勉強に暗記が大切と考えていた方だったので、経験があった簿記の勉強や漢字検定の勉強とは違い、秘書検定や色彩検定の際には、基礎からしっかり暗記していく項目が多いと感じていました。
でも暗記という勉強方法は実に面倒で効率が悪いという事に気が付き、さらに、理解していないと資格試験は合格できないという事を知ったのです。

資格を取るという事は、通常、資格を活かして実践に活かすという事です。
つまり、資格取得のために培ってきた知識や技術を、その先に仕事、業務で活かしていくことが必要なのです。
資格取得のための試験内容には、理解しているかどうかという事が重点で、記憶していることよりも、物事を理解し仕事に活かせるほど身に着けているかどうかという事が大切だと気が付きました。
記憶と暗記は違うといわれますが、あの時にこういうやり方があると資格の参考書に書かれていたと思いだす記憶と、こういう言葉を暗記していて覚えているけど、この意味なんだっけ?と思うのでは全く違うという事です。

資格取得のために必要なことは、自分が仕事で資格を活かすとき、知識や技術として活かせる勉強ができるかという事が大切で、言葉を丸暗記したり、この問題の回答はこれと覚えておくという事ではありません。
逆にいえば、理解が必要な勉強になるからこそ、要点を掴んだ質の高い勉強が必要になるという事です。