ITパスポートからのレベルアップを目指して

IT系の資格では、以前、ITパスポートに合格しました。ITパスポートのために勉強してからというもの、仕事でパソコンやITを利用する時に仕組みがよく分かって取り組みやすくなったように感じます。

ITパスポートに合格したことを上司に報告したところ、ITパスポートの上位資格である「基本情報技術者試験(FE)」に合格すれば給料を上げたり、新しい仕事を振ったりできるかもしれない、と言われました。
現金なところがある僕はその言葉につられて、基本情報技術者試験に挑戦してみることにしたのです。

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構が主催するIT系国家資格の一つです。「ITエンジニアの登竜門」と言われていて、ITパスポートは「IT社会で活躍するすべての社会人」が対象であることと比べるとかなり専門性が上がる試験です。出題範囲は午前試験がテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系、午後試験がプログラミングなどのより専門的な内容となっています。午前試験の内容はITパスポートと結構かぶっている部分もありました。

基本情報技術者試験のために取り組んだ勉強

午前試験の範囲はITパスポートで勉強したことを応用できそうだったので、午後試験の勉強を中心にしていました。
僕はIT系を専門的に勉強したことはありませんし、仕事でパソコンやITを使っていると言ってもがっつりプログラミングなどをしているわけではありません。独学で午後試験対策をするのは不安があったので、講座を受講することにしました。

良い講座がないか探していると、「午前試験免除制度」というものを知りました。なんでも、認定講座を修了して修了認定をもらうと、1年間は基本情報技術者試験の午前試験を免除してもらえるんだそうです。きちんと勉強ができて試験も免除してもらえるなんて、これは使うしかないと思いました。さっそく通信講座を受講し、基本的にはその講座のカリキュラムにそって勉強をすすめました。

過去問を何度も何度も解いて、間違えたところを参考書で確認し、次は同じ場所を間違えないようにする…という方法で勉強していました。過去問は5年分くらい解いたと思います。

午後試験のプログラミング言語は表計算を選びました。プログラミングは全く未経験ですが、Excelなら業務でも使っていてなじみがあったので取り組むハードルを下げられたように感じます。

諦めない心が大事

正直、何度も諦めそうになりました。参考書は日本語で書かれているはずなのに、専門用語が分からなくてまるで外国語の本を読んでいるような気分になったほどです。

それでも諦めずに勉強し続けて合格できたのは、実際に仕事でパソコンを使う時の理解度が上がっているという実感が持てていたからでした。それに、何度か講座の模試を受けていたのですが、最初は全然点数が取れなかったのに勉強すればするだけ点数が上がっていて、それが楽しかったというのも大きいと思います。